ちょっとした経緯と今後の方針について
こだわりのあるものを一箇所に集めよう
この前、「このWebサイトは雑誌風にしたい」って自分で書いてみてちょっと気付いたんだけど、私はきっと雑誌みたいに色々あるのが好きなんだな。
世田谷ベースしかり、雑誌、カタログ、お店……
いろんな種類の、だけどその一つ一つにとてもこだわりがある、そんなものがたくさん集まって1つの世界観となって統一されている。
そんな場所や物がきっと好きなんだろう。
私も、そういう場所を作りたいのだ。
でも、それはある日ポコンと出来上がるようなものじゃない。
私という人間が毎日毎日、こだわりを持って一つ一つ何かを作り続けなければそういう場所は生まれないのだと思う。
前にも同じようなことをしていたっけ
以前、同じようなコンセプトで「KISEKI工房」というウェブサイトを運営していたことがある。
まさに一箇所に自分の好きなものや作ったものをありったけ詰め込んだサイトにしようとしていた。
漫画とイラストとちょこっと音楽。
この頃は確かまだ作曲はやり始めたばかりだったと思うし、漫画も絵もまだまだ挫折した所から這い上がっている最中だったから、作品数は少なかった。
20代後半にして未だメンタル面もおぼつかず、情緒不安定な時のほうが多かった。
「KISEKI工房」のKISEKIとは、私の当時の活動名「きせきゆう」から来ている。
私はこの活動名があまり気に入っていなかった。
本名をもじったものだが、「きせき」という部分が何ともキラキラネームで自分に似合わないと思っていたから。
実際の私はもっと地味で、うだつの上がらない人間なのに、名前だけがこんなにキラキラしていてズレを感じていた。
じゃあなんでそんな変な名前にしていたかというと、「他に思いつかなかったから」としか言いようがない。
私はネーミングセンスが無いのだ()
この活動名は漫画家を目指していた投稿時代からずっと使い続けていた。
もしかしたら「もう漫画を諦めたのにまだ使っている…」というのも気に入らなかった理由かもしれない。
で、現在は晴れて「タイシユウキ」という新しい名前で活動しています。
男でも女でもどっちでも良い感じの名前というのは変わらず、本名をもじっているのも変わらないが、俄然シックリした。
素朴で良いでしょ?
リセット、そしてリメイク
それで結局活動名も変わったし、活動自体ももう一度リセットして振り出しからやり直そう!と、その「KISEKI工房」も閉じてしまった。
私はリセットするのが好きなのだ。
好きというか、自分の中でどうでも良くなったものをズルズルと未来へ引きずりながら新しいことをするということがあまりできないのだ。
後ろ髪を引っ張られているみたいですごく気力と体力が磨り減るから。
ところでKISEKI工房をやっていた時にそのマスコットキャラクターみたいな子を作ろう、と思って作ったことがあるんだ。
名前は付けなかったが、「KISEKI工房」自体の擬人化キャラだった。
その子の存在を今、ふと思い出して、「あ… そうだ、あの子をまた引っ張り出して、このウェブサイト『今日も楽しく生きタイシ!』のキャラクターにしようかな?」と想い着いたのです。
なので、今度描きます。
このWebサイトの今後の方針が決まったようです。
「KISEKI工房」のマスコットキャラクター、NEWバージョン。
私は日記も体重もアイディアも全部同じ一冊のクロッキー帳に書いているのですが、たまに見返したりするととても楽しい。
上のページは左側が日記、右側が今後の方針。
このウェブサイトを今後どうして行くか?という、アイディアです。
「大きな愛で世界を揺るがす!!元気とエネルギーをお届けするBig Love Webマガジン!!」
ここはひとつ、大きく出てみました(笑)
いや、真面目にこのくらい大きく方針を提示しておかないと私またすぐ忘れちゃうしアヤフヤになってモョモョしちゃうから。
一応、補足しておくと、「大きな愛で世界を揺るがす」っていうのは「好きなことがいっぱいあるんだ!!世界は美しいのだ!!アイ・ラブ・エブリワン!!」という意味で、やりたいことや好きなことが多すぎる自分を認めている言葉になります。
前にどこかに書いたかもしれませんが、私はもともと好奇心、冒険心が旺盛なのと、あれもこれも好きになってしまう欲張りな性格と、少し前までは「自分は欠けた人間である。だから足りないものを補うためにできることを増やさねばならない。」というどうしようもない自信の無さまでもが相まって、とんでもない孤独マルチ人間になってしまいました。
そして、それが悩みでした。
何一つ特化できるものが無い、と。
でも、それすらももう認めてしまえばいいんだ!!と。
突出した能力が無くたっていいじゃないか。
それでも上手くやっている人たちはたくさんいる。
体力が無いからできないなんて言うのも言い訳だったって、自分で認めたじゃないか。
好きなものがありすぎたっていいじゃないか。
世界が素晴らしいのは事実なんだし、私が欲張りなのも本当。
もう、このままの自分でいいや、と。
あと、「元気とエネルギーをお届けする」っていうのは、ずっと私のテーマで、作品を世に送り出す時には必ずと言っていいほど付随しているテーマなんです。
自分が元気になりたかったから。
自分はずっと自分が元気になりたかったから絵を描いていたんだって、最近やっと気付いたんですよ。
だから少年漫画が好きだったのか!!って。
エネルギーとか、活力が欲しくて欲しくて、憧れだったんです。
小さい頃はどうにかして男の子になれないものかと、神様にお願いしたりしていました。
病気である自分を全否定して、現実を見ようとしませんでした。
物語に病人が予定調和の都合の良い感じで登場したりすると腹が立つので、それが少年漫画だろうが恋愛小説だろうが何だろうが毛嫌いして見向きもしませんでした。
でも。
私はもう健康になれたのです。
障がい者だろうが健常者だろうが、みんな生きて思うことは同じで、たとえ今健康でも病気になったり、障がいがあっても幸せだったりするのです。
あ、関係無かったんだって。
そういうことに気付いた。
自分が自分を病気にしていたのだと。
今まで思い込みに騙されていただけだったと。
だから、元気やエネルギーは自分が一番欲しいものだったから、これからも永遠のテーマです。
他人からもらったり、自給自足したりが今までの私でした。
でもこれからは他人に与える存在になりたい。
そういうことです。
ここまで読んでくれた方、ありがとう。
少しずつだろうけど、こだわりの詰まった唯一無二のウェブサイトを今度こそ作り上げるのだヨ。