ごめん。
体調が悪くなると自責の念に囚われる悪癖が未だに抜けない。
それは幼少期に散々親などから責め立てられたのが原因だと思うのだが、いい加減辞めたい。
私の身体は私の外側にあるものなのだ。
私が頑張ってどうこうできるものではない。
頭では、そう解っているはずなのだけれど。
幼少の頃に受け続けた痛みや傷は想像以上に手強いようだ。
「自己責任」「自己管理」
自己責任は、まあ解る。
だが自己管理って何だ。
自分のやること、やったことはもちろん自分で責任を取る、取れる。
自己管理……
何を管理するのだ。
繰り返すが、私の身体は私の外側にあるものだ。
ヘッポコな心臓になりたくてなったわけじゃない。
たまたま心臓だけハズレくじを引いて現世に生まれたのだ。
誰にも、私にも責任は無いし、管理なんてできない。
「自己管理」という言葉を目にするだけで心の古傷が疼く。
自己管理がなってない、すなわちお前は管理能力の無いダメ人間だ。
そう言われていると感じるのだろう。
他に何の意味があるんだ。
子供の頃、体調が日によってまちまちで、思うように動けずにいるような朝には決まって親が「学校へ行くのか?行かないのか?ハッキリしろ!!這ってでも学校へ行くのが当たり前なんだ!甘ったれるな!!!」と怒号を私に浴びせた。
たまに物理的に殴られた。
当たり前のことができない、私はダメな人間なのだ。
そう思って、それでも動けず布団に潜り込むと昼過ぎまで寝ていた。
そうするしかなかった。
誰にも気付かれないように布団の中で泣いていた。
これが、一日置きぐらいの頻度で続く。
地獄のような日々だった。
救われたのは美術の授業が好きだったこと、漫画家になりたかったこと、ただ、それだけ。
それだけで生きていた。
死にたくはなかった。
昔から妙に頑固なところがあって「漫画家になるまでは死なない」と固く心に誓っていた。
今、のらりくらりと、かつての望み通りに漫画や絵などを描いて暮らしている。
仲間もできた。
それでもまだ体調を崩すたびに「ダメ人間だなあ」と思う。
今、自分の周りにいる人たちはみんな優しいから、辛いと言えば話を聞いてくれるけど、愚痴などそんなに頻繁に言いたくない。
なので、極力SNSとか見ないように(書き込みたくなるので)アプリを削除したりしてみる。
でも、辛いと一人でどうしても消化できなくていっぱいいっぱいになってしまう事がある。
いかんなあと思う。
ごめんね。