今まで何だったのだろう?
私は長い間、大嫌いな病気と闘うために生きてきました。
どうも、タイシユウキです。
そうなんですよね。
なんか、30年近く、自分自身の病気と喧嘩するために生きてたんですよ。
もちろん、そんな事は自分では意識していなかったし、病気の事なんかできれば考えたくなかった。
何も考えずに健康な人と同じように生きていたかった。
普通に仕事とか対人関係とかで悩みたかった。
病気の悩みなんてみんな無いのになんで自分だけそんな事で悩まなければならないのか、純粋に疑問だった。
でも、気付いたらその事ばっかなんですよ。
嫌いな奴の事ばかり考えてしまう。
考えないようにしたいのに、一番考えている。
大嫌いな奴のそばに、ずっとピッタリ寄り添っている…… いや、実際自分の身体の中なわけだから、離れるわけにはいかないんだけど。
それで、最近ようやくふと気が付いたんですよ。
「あれ?ワシ、一番嫌いな奴に何構ってるんだんだろう?」
嫌いな奴と一緒にいるなんて。
嫌いな奴にこんなに構ってあげてるなんて。
草
貴重な自分の人生の時間を、こんな事のために引き裂いていた。
馬鹿げている。
実に馬鹿げている。
もうやめよう。
お前の事なんてもう知らないよ。
勝手にあんたはあんたでやってちょうだい。
どうせ私のいう事なんて初めから聞かず、勝手に疲れたりすんだろ、お前。
それで、ようやく私は自由の身になれた。
約30年、馬鹿馬鹿しい人生だった。
でも、それで病気と喧嘩することが私のアイデンティティとなり、自分の生き甲斐みたいになってしまっていた事に気が付いたんです。
離れてみて、初めてそれに気付きました。
私の生き甲斐は絵を描く事だと思ってたけど、いつの間にか病気と喧嘩する事が生き甲斐になっていたのか……
そう思うと、結構ショックでした。
自分の人生の半分をドブに捨ててしまった。
だから、今からでもいいから、自分の本当の生き甲斐を見つけたいのです。
だから、絵を描いたり音楽作ったりしてるんです。
嫌いなものではなく、好きなものとずっと一緒にいて、往生したい。
今はただ、それだけなんです。
では、また。